つくろう、島の未来

2024年11月24日 日曜日

つくろう、島の未来

離島の価値を高め、課題を解決する「ICT=情報通信技術」が支える島々の未来とは?2014年2月5日に第1回沖縄離島ICTシンポジウム「ICTが叶える離島の未来」が沖縄県立博物館で開催されます。

■ICTが叶える離島の未来とは。沖縄離島ICTシンポジウム開催!

6,852島の「島」からなる島国・日本には418の有人島があり(2010年度国勢調査)、沖縄にも39の有人離島があります。離島地域には”世界に誇る美しい自然”や、”個性豊かな伝統文化”、”温かな人々のつながり”など数多くの「島の宝」が存在する一方、他地域との間に海がある地理条件により「日本の縮図」と呼ばれる課題も抱えています。

公平な教育機会の確保、健康福祉セーフティネットの充実、産業振興、それらに起因する人口流出など、島々の課題解決が叫ばれるいま、ICT(情報通信技術 Information and Communication Technology)の進歩により、島々に明るい光が指そうとしています。「他地域と海で隔てられる」離島地域に対して「海を越えるコミュニケーション」を可能とするICT。「第1回沖縄離島ICTシンポジウム」では、有識者による基調講演・パネルディスカッションを通して、離島地域に新たな光をもたらすICTによる課題解決や未来の在り方を提案します。

■有識者による基調講演・パネルディスカッション

基調講演では、離島経済新聞社主宰 鯨本あつこが登壇。島人の宝であり、国の宝である離島地域を未来につないでいく一手として「宝の島々を未来につなぐICT」を語ります。

パネルディスカッションでは、離島地域やICTに詳しい有識者として、島の教育格差を解消するためインターネットを使った塾を離島地域で展開するフィオレ・コネクション(東大NETアカデミー)代表 松川 來仁氏、沖縄最北端の離島・伊平屋島の伊平屋診療所での診療にICTを取り入れる医師 金子 惇氏、「ふるさとづくりは未来づくり」をテーマに地域振興をおこなう沖縄公共政策研究所理事長 安里繁信氏、奄美大島で情報通信産業のインキュベーションマネージャーも勤めるサイバー大学IT総合学部専任教授 勝 眞一郎氏、離島の美しさを配信するため島々で撮影した動画コンテンツを配信している女優の福本幸子氏などが登壇。「離島の暮らしを支えるICT」「ICTが叶える新しい暮らし方・働き方」について議論を交わします。シンポジウムは入場無料。ぜひ足をお運びください。

■「ICTが叶える離島の未来」イベント概要

日時:2014年2月5日(水)13:30~17:00(13:00開場) 入場無料
場所:沖縄県立博物館・美術館 講堂
同時開催:「ICT利活用による地域振興事例展示」館内1階 博物館講座室(10:00~18:00)

【基調講演】
「宝の島々を未来につなぐICT」
~島人の宝であり、国の宝である離島地域を未来につなぐために~
鯨本あつこ 離島経済新聞社 主宰

【パネルディスカッション 第1部】
「離島の暮らしを支えるICT」
~教育・医療・福祉など、離島地域を支えるICTの活用事例~
コーディネーター: 伊波 貢 海邦総研 取締役経営企画部長
松川 來仁 フィオレ・コネクション(東大NETアカデミー)代表
金子 惇 伊平屋診療所 医師
上野 睦弘 NTT西日本沖縄支店 沖縄振興推進室 室長 

【パネルディスカッション 第2部】
「離島から築く 島国の未来×ICT」
~ICTを活用した働き方・暮らし方の事例と可能性を探る~
コーディネーター: 鯨本あつこ 離島経済新聞社 主宰 
 
勝 眞一郎 サイバー大学IT総合学部 専任教授
安里 繁信 一般財団法人 沖縄公共政策研究所理事長・OCVB前会長
福本 幸子 女優 

主催:沖縄県企画部 地域・離島課
後援:伊平屋村、伊是名村、伊江村、本部町、うるま市、南城市、粟国村、渡名喜村、座間味村、渡嘉敷村、久米島町、北大東村、南大東村、宮古島市、多良間村、石垣市、竹富町、与那国町
メディア協賛:沖縄タイムス社、琉球新報、NHK沖縄放送局、琉球放送、琉球朝日放送、沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄、エフエム沖縄、離島経済新聞社
協力:NTT西日本沖縄支店、沖縄セルラー電話株式会社、NEC沖縄、オムロンヘルスケア株式会社、株式会社フィオレ・コネクション

     

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