3月14日、東京で離島地域の5つの観光協会と4団体が参加し「島の宝観光連盟」の全体会議が開催された。
同連盟は、2017年5月に新潟県佐渡市と熊本県天草市、上天草市3地域の観光協会が、連携して旅行者誘致や地域振興に取り組もうと結成。
今後は全国の離島地域にある約70団体にも参加を呼び掛け、共同で島の魅力をアピールする方針だ。
島々が共同で魅力をアピール
「島の宝観光連盟」は、天草宝島観光協会(熊本県天草市)と天草四郎観光協会(熊本県上天草市)、佐渡観光協会(新潟県佐渡市)らが中心となり設立された。
きっかけは、全国旅行業協会の主催で2015年に開催された日韓交流50周年イベント。天草と佐渡から観光協会が招聘され、源流を同じくする郷土芸能「牛深ハイヤ節」と「佐渡おけさ」を披露したことで縁ができ、お互いの島を訪ねるツアーなどを実施し交流してきた。
島々が連携して旅行者誘致や地域振興に取り組もうと、2017年5月に「島の宝観光連盟」を結成。交流のあった隠岐観光協会(島根県隠岐の島町)や壱岐市観光連盟(長崎県壱岐市)、五島観光連盟(長崎県五島市)らにも加盟を呼びかけてきた。
3月14日、東京都千代田区の都道府県会館で離島5地域の観光協会と4団体が参加し連盟の全体会議が開催された。
今後は公式ホームページでの各地域のPRや、首都圏での合同イベントを実施するほか、「島の宝」を体験できるツアーを企画し、旅行会社や外国人客らに売り込む計画。全国の離島地域に約70ある観光協会などにも参加を呼びかけ、島々の連携の輪を広げていく方針だ。