2025年11月14日に島に学ぶフリーペーパー『季刊ritokei』51号を発行しました。
寄付者・サポーター会員の皆さまへのお届けのほか、全国約1,350カ所の公式設置ポイントにて配布・閲覧を行なっています。
本メディア、ウェブ版『ritokei』でも一部記事を順次公開。そんな51号の見どころを紹介します。
『季刊ritokei』のバックナンバーはこちらからご覧ください。
約1,200人が参加した「未来のシマ共創会議2025」をレポート!
今号の特集では、2025年10月8日・9日に開催した「未来のシマ共創会議2025」をレポート。
冒頭では、人口減少が続く島々の現状や、気候変動・災害、担い手不足といった課題に向き合いながら、意志ある未来をつくるヒントを語り合った「未来のシマ共創会議2025」のトークセッションを、凝縮してお届けしています。
「つながりの共創」by eiicon
【登壇者】比屋根隆(沖縄ミチシルベ主宰|うむさんラボ代表取締役)、中村亜由子(オープンイノベーションを推進|株式会社eiicon代表取締役)、山下賢太(かごしま島嶼ファンドを共創|island company.代表取締役)、【進行】鯨本あつこ(認定NPO法人離島経済新聞社代表理事)
「シマで守る命と健康」 by離島医療会議
【登壇者】葉田甲太(与那国島の元総合診療医|エレコムヘルスケア株式会社代表取締役)、岩瀬翔(青ヶ島村診療所 所長|総合診療医)、【進行】阿部裕志(離島医療会議を共創|株式会社風と土と 代表取締役)
「海の道を維持するために」 byキャンパスクリエイト
【登壇者】叶雅仁氏(国土交通省海事局内航課課長)、青ヶ島航路・母島航路を運営する山本忠和氏(伊豆諸島開発株式会社代表取締役)、離島航路を現場から研究する行平真也氏(九州産業大学准教授)、自動航行で海のDX化を推進する木村裕人氏(株式会社エイトノット創業者)、【進行】鯨本あつこ(認定NPO法人離島経済新聞社代表理事)
「島には夢がある」
【登壇者】藻谷浩介(「里山資本主義」著者|日本総合研究所主席研究員)、【進行】鯨本あつこ(認定NPO法人離島経済新聞社代表理事)
「生き残れる島の防災と関係人口」by大和リース
【登壇者】久保源一郎(十島村村長)、大山璃久(内閣官房防災庁設置準備室 参事官補佐)、岩川健(鹿児島県屋久島町役場総務課情報防災係長)、干場洋介(奥尻町役場住民課住民生活係長)、今谷好志(地域政策課情報防災係長)、鈴木哲也(LINEヤフー株式会社 CSR本部 本部長)、水本慎一郎(大和リース株式会社群馬支店 規格建築営業所 営業所長)、【進行】鯨本あつこ(認定NPO法人離島経済新聞社代表理事)
「未来のシマ共創会議2025」で開催されたワークショップレポートでは、旅や防災を切り口にしたアイデアづくりの様子を掲載。屋久島や利島、小豆島などが「テーマ島」となり、さまざまなアイデアが飛び出したワークショップの一部を紹介しています。
特集の終盤には、壱岐島や小笠原・母島、鹿児島など、島の未来に向けた実践を紹介する「共創ピッチ」や、交流会の様子も掲載。「意志ある未来をシマから創る」をテーマに展開した「未来のシマ共創会議2025」で語られた重要ポイントをふりかえることができます。
八丈島・青ヶ島の緊急支援プロジェクトもレポート
「未来のシマ共創会議2025」の会期中に発生した台風22号・23号により被災した八丈島・青ヶ島への緊急支援プロジェクトの概要や、島の人々の声や、支援者の声を紹介。
八丈島在住の魚谷孝之さんに寄稿いただいたコラムでは、発災や復旧活動を通じて感じた炊き出しの広がりや情報共有の課題など、災害時に生まれた気づきを紹介しています。
「有人離島の人口動態」で最新データをチェック
定番企画「有人離島の人口動態」では、有人離島の人口や学校数の最新データを掲載。平成27年・令和2年の国勢調査の人口と、住民基本台帳に記載される最新の人口数値をリトケイの独自調べで島ごとに抽出し、お届けしています。
小学校・中学校・高校の設置状況も島ごとに掲載しており、離島留学や移住を考える皆さんの参考にしていただけます。「Books & Culture」や「島々仕事人」では、島文化や島に関わる人々の取り組みをお届けします。
『ritokei』は10月22日にリトケイは15周年を迎えました。本号にはこれまで支えてくださった皆さまへの感謝と共に、リトケイや「島に愛のある関係人口プラス100万人キャンペーン」を支えてくださる応援者からのメッセージも掲載しています。
本特集号が、意志ある未来をつくるための一助となりましたら幸いです。
発行継続を叶えるご寄付・サポーター・広告協賛を大募集
『季刊ritokei』は、子どもからお年寄りまで、島内外・産官学民問わず、幅広い「島を想う人」へ持続可能な島をつくるヒントをお届けしながら、島々と島を想う人々がつながるネットワークを維持できるよう、フリーペーパーとして発行・流通を続けて参りました。
1部あたり約200円の制作費や送料は、ご寄付・サポーター会費・広告料やご協賛金によりまかなわれていますが、発行の継続にはまだまだ多くの活動資金が必要です。
そこで引き続き、ご寄付・サポーター・広告や協賛をお寄せいただける個人・法人の皆さまを募集していますので、応援ただけますようリトケイ一同お願い申し上げます。
【12/10開催!】季刊ritokei51号「共創しよう!」を読む島好きの会オンラインイベント
12月10日(水)の夜、『季刊ritokei』51号 を読みながら、島の“いま”と“これから”を楽しく語り合うオンラインイベントを開催します!
このイベントは、島の未来をひらくヒントがぎゅっと詰まった『季刊ritokei』を、読者のみなさんと一緒にワイワイ読み進める「島好きの会」。初めての方も大歓迎!どなたでもご参加いただけます。
誌面の裏側や制作秘話、取材のこぼれ話なども交えながら、編集部とリトケイのボランティアコミュニティ「うみねこ組」メンバーが楽しく案内します。詳細はこちらをご覧ください。