8月27日に有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』32号「子どもは島で育てたい」が発行となりました。目次や見どころなどをご紹介します。
島ではよく聞くのに、都会だとあまり聞こえてこない言葉があります。
それは「子どもはみんなで育てる」こと。
核家族化や地域コミュニティの衰退から、日本の子育てが「孤育て」とも呼ばれる時代。島に子どもはみんなで育てる環境が存在とすれば、それは「孤育て」に悩む親や人口減少に悩む島にとって、重要な魅力や価値ではないだろうか? と離島経済新聞社は考えました。
『季刊ritokei』32号では、そんな「子育て環境としての島の可能性」を探るべく、島に暮らす読者や専門家をはじめ、島の子育てに興味のある人々と共に、島の子育てについて語り、その価値や課題、可能性を探りました。
特集冒頭のインタビューで、母子の関係や養育環境を研究する早稲田大学人間科学学術院教授の根ケ山光一先生はこう語ります。「(島には)人間本来の子育てが残っている」。
詳しくは『季刊ritokei』32号または、9月初旬より下旬にかけてウェブ版『ritokei』に掲載される特集記事をご覧ください。
『季刊ritokei』は新型コロナウイルス感染症防止のため、離島地域での取材活動を自粛するなどの影響により、2020年5月下旬発行のフリーペーパーをお休みさせていただきました。
そのため3カ月ごとの人口変動を掲載している『有人離島の人口変動』企画は、紙面をボリュームアップし、2020年3月末時点および6月時点の人口変動を掲載。さらに、「子どもは島で育てたい」特集との連動で島々の小学校・中学校・高校の設置状況も掲載しました。島々のリアルな動きをご参考ください。
【読者の皆さまへ】
『季刊ritokei』32号は、新型コロナウイルス感染症防止策のため、すべての取材をリモートで行いました。読者アンケートにご協力くださった読者の皆さま、オンライン取材や寄稿などでお力添えくださった皆さまに、この場を借りてお礼を申し上げます。
ー 特集 ー
子どもは島で育てたい
(※9月初旬より下旬にかけて本サイトでも順次公開して参ります)
●「孤育て」に悩む都市と「共同養育」が残る島々
●多良間島にみる「人間本来の子育て」
●リトケイ読者に聞きました。”子どもは島で育てたい”その理由
ー「島で子育てをしてよかった」
ー「島で子どもを育ててみたい」
●かつて島の子どもだった読者のご意見
ー「子ども時代に経験した島独自の風習・伝統・文化」
ー「子ども時代に良かった・嬉しかった・面白かった・楽しかったこと」
●島で育つ子の「壁」・島で育てる親の「壁」
ー「子育て中に感じた課題・実際に起きた問題」
ー「島で育った子どもたちが嫌だった・辛かった・苦しかったこと」
ー「島で子どもを育ててみたい人が感じる壁」
●壁を超えたい!深島の学校船問題
●島の人口減少に思うこと
●こうなったらいいな!島の子育て座談会(今治大島/屋久島/与論島)
●島という子育て環境をいつまでも(加計呂麻島/口永良部島/祝島/菅島)
●親にとって、子どもにとって、島にとって、みんなにプラスの離島留学
●「子どもは島で育てたい」と思うひとりとして
ー インタビュー ー
●島々仕事人 HafH(カブクスタイル株式会社)大瀬良亮さん
ー 定番企画 ー
●有人離島の人口変動|島々の人口変動を3カ月毎にチェック!
●寄稿|長嶋俊介、宮国優子
●島Books&Culture|みんなで楽しむ島の本
●島BooksTOPICS|『背高泡立草』
●島人コラム|島野浦島・田島と横島
ー 特別企画 ー
●ずーっと島で暮らしたい。島々の地域包括ケア
『季刊ritokei』は全国の公式設置ポイント(162島 150市区町村 923カ所:2020年8月現在)にて配布・閲覧を行なっています。お近くの公式設置ポイントはこちらからご確認ください。
また、飲食店や公共施設、企業のオープンスペースなど、誰でも立ち寄れる場所に『季刊ritokei』を設置いただけます。設置のご希望もこちらをご覧ください。
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