7月開講!シマビト大学創立記念講座「たのしいシマのつくり方」では、人口減少問題が全国で叫ばれるなかで、転入者が転出者を上回る「社会増」を実現している福江島(五島市)に、人が集まる「たのしいシマのつくり方」を学びます。
本プログラムでは、7月9日にスタートするオンライン講座(全3回)を経て、7月26日(土)に福江島に集合!フィールドワークと講義を含むシマ合宿を行います。ワーケーションにぴったりの滞在拠点も数多くあり、ワーケーションや島旅と組み合わせてのご参加もおすすめです。
社会増をかなえる五島市に「たのしいシマのつくり方」を学ぼう
長崎県の西に浮かぶ五島列島。その中で最も大きな島・福江島は、息を呑むような絶景や独自の食文化を感じさせる島グルメなど見どころが多く、美しい教会群などの潜伏キリシタン遺産がユネスコの世界文化遺産に認定されており、観光地として人気があります。
そんな福江島と周辺の島々を含む自治体・五島市では、子連れワーケーションに力を入れており、親子で島に滞在する方の保育園の一時利用や、小学校の体験入学(無料)を受け入れています。
移住定住促進や雇用づくりなどの取り組みが功を奏し、五島市は転入者数が転出者数を上回る「社会増」を達成し、現在の人口は33,733人(2024年12月末)。市では2060年に1万人程度と予測される人口を、2万人程度に維持する目標を掲げています。
本プログラムでは、人口減少時代にも関わらず「社会増」をかなえる五島市で地域づくりに取り組む皆さんから、人が集まるたのしい「シマ」(コミュニティ)のつくり方を学び、受講生の皆さんにとっての「よりよいシマの在り方」を考えます。
シマビト講師は、福江島在住のデザイナー・有川智子さん、五島と対馬島でカフェや宿を営む桑田隆介さん、「五島よかよか未来塾」を主宰するクリエーティブディレクター・中村直史さん、世界を6周して五島に辿り着きゲストハウス「アコウハウス」や英会話スクールを営むニコラスさん。
さらに、リトケイ編集時代にトカラ列島マラソンを走り抜け、2024年度より五島市地域おこし協力隊として活動、空き家で商店や寺子屋を営む西田双太さんも登場。『世界がかわるシマ思考』著者でリトケイ代表・鯨本あつこが、メイン講師とモデレーターを務めます。
7月9日にスタートするオンライン講座(全3回)を通して、参加者自身のシマについて考えを深め、最終日の7月26日(土)は、五島列島・福江島に集合!シマ(集落)のフィールドワークと最終講義を行い、解散の宴を開催します。
シマビト大学は現地集合・現地解散
おすすめの滞在方法は受講生コミュニティで相談できます
シマビト大学は都市圏からの参加者はもちろん、近隣地域からの参加者も多く集まるため、「現地集合・現地解散」となります。
合宿の前後はフリータイムとなりますので、受講生同士で観光するもよし、滞在日程を延ばしながらワーケーションを兼ねてご参加いただくのもおすすめです。
受講生の皆さんには4月頃よりメールにて、受講生同士がつながれるオンラインコミュニティをご案内いたします。「何度も島に行ったことがある」という受講生は、ぜひ島旅先輩として「はじめて参加する」という受講生におすすめをご紹介ください。
受講生・講師・シマの皆でより良い学びと出会いを共創しましょう。
カリキュラム(オンライン講座+シマ合宿)
▼第一回
日時:7月9日(水)19:30-21:00
場所:オンライン(zoom ※後日アーカイブ動画配信あり)
講師:鯨本あつこ×有川智子(草草社)×ニコラス(アコウハウス)
【講義】書籍『世界がかわるシマ思考』や『ritokei』で取材してきた事例に、草草社の有川智子さんとアコウハウスのニコラスさんの視点を交えながら、自らが暮らすコミュニティをたのしく育てるヒントを学びます。
【対話】参加者自身の「シマ」を共有
▼第二回
日時:7月16日(水)19:30-21:00
場所:オンライン(zoom ※後日アーカイブ動画配信あり)
講師:鯨本あつこ×中村直史(クリエーティブディレクター)
【講義】『世界がかわるシマ思考』をベースに「たのしいシマのつくり方」を考える回。具体事例として五島市で「五島よかよか未来塾」を展開する五島列島なかむらただし社の中村直史さんにお話しを伺います。
【対話】参加者自身の「シマ」と「どんなシマにしたい?」を共有
▼第三回
日時:7月23日(水)19:30-21:00
場所:オンライン(zoom ※後日アーカイブ動画配信あり)
講師:鯨本あつこ×西田双太(西田商店 ※元リトケイ)
【講義】2024年に五島市の地域おこし協力隊に着任してまもなく、集落の必要に応じて自ら借りた空き家で商店や寺子屋を営む西田双太さん。元リトケイ編集部員であり、現在は五島市のシマづくりに汗をかく毎日から「たのしいシマづくり」のヒントを教えてもらいます。
【対話】参加者自身の「シマ」と「気になる壁」を共有
▼最終回(シマ合宿)
日時:7月26日(土)13:00-21:00
場所:福江島(五島市)
集合場所:福江港ターミナル(長崎県五島市東浜町2-3-1)
講師:鯨本あつこ×桑田隆介(ソトノマ)×有川智子(草草社)
×ニコラス(アコハウス)×西田双太(西田商店)
【フィールドワーク】五島市の中心から集落をめぐりながらニコラスさんの「アコウハウス」や西田双太さんがDIYする拠点を訪問。
桑田さんや有川さん、地元有志のNPOの皆さんが手掛けてきたカフェや学童・アパート・宿が立ち並ぶ本山エリアで、最終講義「たのしいシマのつくり方」を開催。参加者自身の「ふりかえり」「やってみたいこと宣言」を行い、解散の宴を開催します。
講師陣
講師兼モデレーター鯨本あつこ(いさもと・あつこ)
離島経済新聞社代表理事、有人離島専門メディア『ritokei』統括編集長。2010年に離島経済新聞社設立。沖縄県地方創生推進会議委員、奄美群島振興開発審議会委員なども歴任。『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』では編集・執筆を担当
中村直史(なかむら・ただし)さん
クリエーティブディレクター/コピーライター。 1973年長崎県五島市出身。広告代理店を経て島に戻り2019年にUターン。福江島を拠点に各地でブランディング(何をみんなで目指すのか、対話し、発見し、言葉にし、行動する)の仕事に携わる
有川智子(ありかわ・ともこ)
九州大学芸術工学府修士課程卒業。2011年五島市にて草草社設立。 主に五島列島において、地域のデザイナーとして地元企業や行政などの広報デザインやブランディング、商品づくりのほか、まちづくりや地域プロジェクトにも広く関わる
桑田隆介(くわた・りゅうすけ)さん
対馬育ち、父方の地元は壱岐という生粋のシマビト。2016年に五島にIターン。五島市内で「hotel sou」、学童施設「おうとうのいえ」、移住者向け賃貸住宅「本山ヒルズ」、カフェ「ソトノマ」などを運営。2024年、対馬にホテル「hotel jin」を開業
ニコラス
世界を6周したなかで「一番好きな場所」と感じた五島に移住。家族4人で生活しながら樹齢約250年の巨大なアコウの木がある伝統的な古民家でゲストハウス「アコウハウス」を経営。「ニチョ先生の英会話」の先生やSUP体験なども行う
西田双太(にしだ・そうた)
海埼玉県出身。大学在籍中に海外放浪を経験した後、語学学校・ホテル勤務のかたわら、伊豆諸島・小笠原諸島・屋久島などの島旅へ。リトケイ編集部を経て2024年度より長崎県五島市の地域おこし協力隊に。商店や寺子屋を開業しながら日々奮闘
参加費
参加費:48,180円(税込)
お申し込み:こちらの「リトケイストア」よりチケットをお求めください。
※お申し込み時に登録いただいたメールアドレス宛に後日、
講座の手引きや受講生コミュニティのご案内をお届けいたします。
参加費に含まれるもの:
・オンライン講座全3回+シマ合宿受講料
・シマ合宿での島内移動
・書籍『世界がかわるシマ思考』1冊
・合宿時の夕食(解散の宴・軽食飲み物つき)
※宴の二次会以降は有志のみ・実費負担でのご参加となります
参加費に含まれないもの:
・シマ合宿の集合場所までの交通費
・シマ合宿時の宿泊滞在費
※合宿地の集合場所までの交通と宿泊は、ご自身でのご手配をお願いします
福江島のアクセス・滞在情報
福江島への交通・島内宿泊は、各自にてご手配をお願いいたします。
福江島への主なアクセスは、以下の方法があります。
①長崎港からの高速船(所要時間約1.5時間)、フェリー(所要時間約3時間)
②博多港からのフェリー(所要時間約8.5時間)
③福岡空港(所要時間約50分)や長崎空港(所要時間約30分)から飛行機(オリエンタルエアブリッジ)
※船は海況により時間の変動や、欠航の可能性があります
夜発・朝着の便で時間を有効活用したい方は②、東京など遠方からで移動時間を短縮して楽に移動したいという方は③もおすすめです。
空港や港から集合場所までは、路線バスかレンタカーをご利用ください。お泊りは、合宿の集合・解散場所に近い*********エリアでのご宿泊がおすすめです。
>バス時刻表(五島つばき空港〜****)
>バス時刻表(**港〜******)
福江島へのアクセスや宿泊、観光情報の詳細は、五島市観光サイト「五島の島たび」をご参考ください。
>>五島の島たび(五島市文化観光課)
五島市内にはドロップイン利用可能なコワークングスペースや短時間の作業に向いたコミュニティカフェがございます。ご予約や詳細は、施設に直接お問い合わせください。
>>おすすめワーケーション施設|五島の島たび
【お問い合わせ】
主催:認定NPO法人離島経済新聞社
プログラムについてのお問い合わせは離島経済新聞社の「お問い合わせフォーム」よりお尋ねください。