つくろう、島の未来

2025年07月07日 月曜日

つくろう、島の未来

鹿児島県・甑島(こしきしま)列島で開催するシマビト大学創立記念講座「親子で学べるシマ思考」は、「大人の学び」と「子どもの学び」を贅沢に掛け合わせた夏休み限定特別講座です。

8月7日のオンライン講座で基本情報を学んだあと、島へ集合し2泊3日(8月22日〜24日)でシマ合宿を開催。『ritokei』や『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』にも登場する山下賢太さんはじめ島のキーマンたちの案内で、甑島で展開されてきたリアルな地域づくりと想いにふれる大人の学びプログラムと、小学4年生〜中学生までのお子様を対象に、1泊2泊で親元を離れて大自然の中で探求心・知的好奇心をたっぷり養える「こしきワンダーアイランド」に参加できる子ども向けプログラムにご参加いただけます。

参加費はすべての受講料と2泊3日の旅費(宿泊費、食費、港から島までの交通費)を含め、大人82,500円、小学4年生以下のお子様44,000円、小学4年生以上のお子様は60,500円(初日は大人と同行し、2〜3日目はこしきワンダーアイランドに参加となります)、幼児は無料(詳細は後述)。

島でたのしむ大人の時間と子どもの時間、それぞれで参加メンバーや講師陣と共に語り、学び合える特別な講座にぜひご参加ください。

大人も子どももハマる東シナ海の離島・甑島へ

約3,600人が暮らす甑島列島は、昔ながらの玉石垣や手つかずの自然があり、どこか懐かしさを感じる雰囲気の島。アンモナイト、海の生き物、ワニ、カメ、植物などの化石がつぎつぎに見つかる「古代を身近に感じられる恐竜の島」としても知られています。

リトケイが2024年に開催した「シマ育モニターツアー」では、島外から集まったファミリーがその魅力を体感しました。

「もっと島にいたい!」「もっと仲良くなりたかった!」という声が続出したモニターツアーのようすは日常は冒険だ!甑島2泊3日の離島留学体験へ。親子モニターツアー体験レポ|シマ育レポートをご覧ください

大人も子どももそれぞれに、深い学びや気づきを得ることができる甑島での時間。そこでシマビト大学甑島講座も「親子対象」とし、シマ合宿も2泊3日に。親はシマ(人と人が支え合うコミュニティ)を学び、子は地球をたっぷり体感いただけるプログラムをご用意しました。

講師陣は、『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』にも登場する山下賢太さんや「こしきツアーズ」の皆さんとリトケイメンバー。事前に開催するオンライン講座には「子どもは島で育てたい」特集に登場いただいた森のようちえんネットワーク監事で、甑島出身の中能孝則先生も登場します。

島の見どころやグルメを楽しめるのはもちろん、まちづくりのキーマンとの対話や、離島留学を行うコミュニティ訪問、参加メンバーとの対話など、個人旅行では出会うことのできない濃厚な出会いと学びを、たっぷりと味わっていただけます。

甑島講座は2泊3日フルパッケージ

シマビト大学は「現地集合・現地解散」。甑島合宿は本土側の港(串木野新港)までは現地集合となり、その先は「こしきツアーズ」の旅行パッケージとして購入いただけます。

お宿はFujiya Hostel または niclass kosiki。受講メンバー同士が事前につながれるLINEコミュニティもご案内しますので、皆でたのしい旅を共創できます。参加費用の詳細や申し込みは「こしきツアーズ」のホームページからご案内します(7月15日販売開始)。

カリキュラム(オンライン講座+シマ合宿)

▼オンライン講座
日時:2025年8月7日(木)19:00-21:00

場所:オンライン(zoom ※後日アーカイブ動画配信あり)
講師:鯨本あつこ×中能孝則×齊藤智顕

【講義】書籍『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』をもとに、甑島から学べるポイントをレクチャー。『ritokei』の「子どもは島で育てたい」特集にもご登場いただいた子育ての専門家・中能孝則先生に、島の自然のなか「地球と生きる豊かな感覚」を得るために必要なポイントを、「こしきツアーズ」の齊藤智顕さんに島の歴史や自然について教えていただきます。
【対話】参加者自身の「シマ」「地球と生きる感覚」と体験してみたいことを共有

▼シマ合宿(2泊3日)
日時:2025年8月22日(金)〜24日(日)
場所:甑島(鹿児島県薩摩川内市)
集合場所:串木野新港旅客待合所(鹿児島県いちき串木野市西薩町12番地)
講師:【大人プログラム】山下賢太ほか島の皆さん 【子どもプログラム齊藤智顕ほか島の皆さん

<8月22日
【往路】11:00串木野新港集合、11:15発(船内にてお弁当)12:30里港着  
・山下賢太が案内する集落散策、シマの人々に学ぶ島暮らしの話など
・子どもたちはシマの集落での探検やヤギやネコとのふれあいなど
・参加メンバーで語り合う夕食と伝統楽器の演奏会

<8月23日>
「こしきワンダーアイランド」参加の子どもたちとお別れ(朝9時から翌日15時まで別行動)
・参加メンバーで対話をしながら甑島めぐり(長目の浜/コシキテラス/甑ミュージアム/ウミネコ留学のコミュニティ訪問/瀬尾観音三滝/令和のDr.コトーファミリーが暮らす手打集落など)
・シマでの学びを共有しながらの宴

<8月24日>
・釣り体験やフリータイムを満喫
・参加メンバーと共に2泊3日のふりかえりティータイム
・「こしきワンダーアイランド」参加の子どもたちと合流
【復路】16:30里港発(高速船甑島)17:20川内港着(解散)

講師陣

山下賢太(やました・けんた)
東シナ海の小さな島ブランド株式会社代表取締役、鹿児島離島文化経済圏 発起人代表。1985年、鹿児島県甑島生まれ。東シナ海の小さな島ブランド株式会社創業者。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退後、16歳で無職。きびなご漁船の乗組員を経て、京都造形芸術大学環境デザイン学科・地域デザインコース卒業。日本の水産業に新たな選択肢をつくる FISHERMANS FESTや鹿児島離島文化経済圏を企画、監修。「山下商店甑島本店」「FUJIYA HOSTEL」「コシキテラス」「miraistudioしまとりえ」等、地域固有の建築空間や公共施設などの小さな拠点の再生に取り組みながら、農林水産物の生産現場から食卓まで一貫したデザイン経営と、あらゆる地域資源が循環するしあわせなもの・コトづくりを通じて「世界一暮らしたい集落づくり」を実践し、国内外の様々な地域や業界を横断したプロジェクトに尽力している。

齊藤智顕(さいとう・ともあき) 
1974年静岡県生まれ、甑島育ち。こしきツアーズ代表。甑島の中学を卒業後本土の高校、大学を経て東京の写真会社に就職、その後デンマークのフォルケホイスコーレに遊学。帰国後帰島。妻と共に「こしきツアーズ」を立上げ。海(シーカヤックやSUP)のガイドや海岸漂着物の生物解説などが得意です。陸域ガイドは島の暮らしから、太古の時代までお客様と一緒に甑島を楽しむガイドを心がけています。上甑島里町にある八幡神社の宮司として奉職しています

齊藤純子(さいとう・じゅんこ) 
1982年甑島里村生まれ(現在の里町)。こしきツアーズ。鹿児島県立甲南高校(高2までホームシック)、久留米大学法律学部卒。2008年にKOSHIKI ART PROJECT事務局を担当。島の発信を始める。2009年甑島へUターンし、甑島観光案内所勤務。2012年観光業務スタートとなり、国内旅行業取扱管理者取得。プライベートでは、島の伝統楽器「ゴッタン」を継承する「ゴッタン甑の会」でも活動

中能孝則(なかよく・たかのり)
鹿児島県薩摩川内市生まれ。15歳まで甑島で過ごす。1974年、(公財)社会教育協会日野社会教育センターに勤務。元館長。2009年より「森のようちえん&冒険学校」を立ち上げ企画・運営に携わる。NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟監事

モデレーター
多和田真也(たわた・しんや) 

離島経済新聞社事務局長。那覇市出身。母方のルーツは宮古島。 2児の父として離島留学や島での養育事情について学んでいる

費用とお申し込み

参加費はすべての受講料と2泊3日の旅費(宿泊費、食費、港から島までの交通費)が含まれます

参加費(税込)
大人 82,500円
小学4年生以下の子ども 44,000円
小学4年生以上の子ども 60,500円(※初日は大人と同行し、2〜3日目はこしきワンダーアイランドに参加となります)
幼児 無料

シマビト大学甑島合宿(2泊3日)は7月15日販売開始。「こしきツアーズ」のホームページよりお申し込みいただけます。

参加費に含まれるもの:
・オンライン講座1回+シマ合宿(2泊3日)受講料
・書籍『世界がかわるシマ思考』
・2泊3日の宿泊費、食事、島内移動費

参加費に含まれないもの:
・本土側の港までの交通費
・自由行動にかかる移動費
・お土産代や自由行動中の飲食代

甑島列島へのアクセス情報

甑島への交通・島内宿泊は、各自にてご手配をお願いいたします。甑島列島へは、川内港から高速船(所要時間最短50分)もしくは串木野新港からフェリー(所要時間最短70分)で渡ります。
※海況により変動あり

鹿児島空港から各港へは、鹿児島空港連絡バス「蒲生・市比野・川内線」に乗り川内駅で下車(所用時間約70分)。川内港シャトルバス(所要時間約25分)で川内港ターミナルへ。もしくは、川内駅から串木野新港線バス(所要時間約34分)で串木野新港へ。

甑島列島へのアクセス情報は「こしきしま観光局」を、島の魅力はシマビト大学甑島講座の企画パートナー「こしきツアーズ」のHPをご覧ください。

【お問い合わせ】
主催:認定NPO法人離島経済新聞社
プログラムについてのお問い合わせは離島経済新聞社の「お問い合わせフォーム」よりお尋ねください。