つくろう、島の未来

2025年03月31日 月曜日

つくろう、島の未来

【3/4 19時半~】渋谷のシマで島酒飲もうでぃ!黒糖焼酎が奄美と東京をつなぐ夜

東京・渋谷で3月4日(火)の19時半から、30種以上の銘柄を揃える黒糖焼酎バー「しましま(Sima Sima)」さんで、奄美の黒糖焼酎専門店「酒屋まえかわ」さんとのコラボイベント「島酒飲もうでぃ! in 渋谷」が開催されます(のもうでぃ=奄美大島の方言で「のもうよ」)。

しましまさんは3月開店の新店ですが、前身のお店「六調(ろくちょう)」は、夜な夜な奄美関係者が集まる知る人ぞ知るバーとして知られていました。昨年12月に惜しまれながら閉店しましたが、喜界島出身で共同店長だった田向美春さんが、同じ場所で新しく立ち上げることに。

六調の様子。通りに看板を出していないにも関わらず満席近い日も

3月4日は、そこに黒糖焼酎の継承に取り組む酒屋まえかわ二代目店主の前川健悟さんが、限定銘柄や長期熟成の古酒などの東京ではめったに味わえない希少なお酒などの黒糖焼酎を持って駆けつけます。奄美の「シマ」と「黒糖焼酎」という相性抜群のコラボイベントです。

酒屋まえかわ二代目店主・前川健悟さん

イベント概要

・イベント名:島酒飲もうでぃ! in 渋谷
・日時:   3月4日(火)19:30~22:30
・場所:   東京都渋谷区渋谷1丁目12-24 707渋谷ビル 5階(旧「六調」)
・会費:   なし(個別オーダー)

しましまのInstagramアカウントはこちら
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東京から世界に「シマ」を発信していきたい

「奄美を感じて、落ち着ける、島出身の人たちのたまり場みたいな場所」

田向さんは、六調の思い出を振り返ってそのように表現します。しましまは、そんなコミュニティが持つあたたかさはそのままに、「”Island(離島)”だけじゃない、自分たちの故郷や仲間という意味でもある『シマ』を発信する場にしていきたい」とのことです。

インドネシアでシマ唄を披露する様子(左端奥の女性が田向さん)

唄者(うたしゃ)として、シマ唄を通してシマ文化を伝える活動をしている田向さん。ときには日本を飛び出して、海外の人々との文化交流でもシマ唄を披露することも。そうして世界に向けて奄美の文化を発信しているという立場もあり、「奄美だけじゃない、全国や世界にも発信しつつ、しましま(Sima Sima)を、訪れた人のシマにしていきたいです」と想いを語ります。

黒糖焼酎を通して奄美と東京がつながる夜に

「黒糖焼酎で、奄美と東京がつながるきっかけにしたい」

酒屋まえかわは、1993年創業、奄美群島全域の銘柄を扱う群島では数少ない黒糖焼酎専門店。名瀬の中心地にあり、地元や奄美ファンから長年愛され、最近では角打ちが楽しめるお店として人気です。創業者の前川晴紀さんの長男の健悟さんが2018年にUターン、二代目店主に。

カウンターに並ぶ黒糖焼酎などのお酒と前川さん

昨年11月には黒糖焼酎の継承と商店街の再活性化のため、同じ奄美出身者の仲間たちとの3人で、飲・食・音をテーマとした複合施設「UNION(ユニオン)」を奄美なぜまち商店街の中心地にオープン。現在は、設備拡充のため、蔵元めぐりや黒糖焼酎などに関するリターンを取り揃えて、クラウドファンディングに挑戦中です(期間は3月10日まで)。

渋谷で黒糖焼酎を味わいながら、奄美とシマを語らいに行ってみてはいかがでしょうか。