第4回目「離島医療会議」は、三重県鳥羽市にて2026年1月31日(土)開催。一般参加者はオンラインにて無料視聴いただけます(要登録)。どうぞご登録ください。
「離島医療」の可能性と未来を語り合うカンファレンス
離島の「いま」を知り、地域医療の極地である「離島医療」の可能性や、関わる意義を語り合いながら未来をつくる「離島医療会議」を、2026年1月31日(土)に開催いたします。
2022年に隠岐諸島でスタートした本会議は、第4回目となる今回、海士町を飛び出し鳥羽市での開催となります。離島に関わる多様な専門家をお招きし、島で活躍する医師・医療従事者を交えながら、「離島医療の『いま』を理解する」「シマと住民視点で問う離島医療」「離島医療の『これから』を拓く」のテーマで、深く議論を重ねます。
医師のキャリアとしての離島との関わり方、住民や自治体が感じる医療との距離感、そして技術の進歩がもたらす変化など、地域医療のリアルを学ぶ機会となります。
開催当日は、鳥羽市よりオンライン中継を実施。どなた様も無料でご視聴いただけます。
医師、医療関係者、自治体関係者、学生など、地域医療や離島医療にご関心をお持ちのすべての皆様のご参加をお待ちしております。
「離島医療会議in鳥羽」開催概要
開催日時:2026年1月31日(土) 14:00 ~ 17:30
対象者:医師、医療関係者、自治体関係者、学生、離島医療に関心のある方
会場:Zoomウェビナー(※鳥羽市からオンライン中継)
※申込者にはイベント開催後にアーカイブ視聴のご案内
参加費:無料
公式サイト:https://ritouiryoukaigi.studio.site
共催:鳥羽市、海士町、アンター株式会社、株式会社風と土と、NPO法人離島経済新聞社
協力:エレコム株式会社
後援:公益財団法人日本離島センター、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会
<過去開催の様子を下記レポートにて公開しています。ぜひご覧ください。>
第一回:https://slide.antaa.jp/article/view/c6e8f6bf2a32418c
第二回:https://slide.antaa.jp/article/view/d1526ff799b44f89
第三回:https://slide.antaa.jp/article/view/fab0aca417a2418cv
Session1―離島医療の「いま」を理解する
離島医療の現状を理解するには、「国の制度・政策」と「地域で積み上げられてきた体制づくり」の、双方を見つめることが重要。
Session1では、国の医師確保等対策に関わる厚生労働省・佐野圭吾氏と、山口県立総合医療センターでへき地医療支援センター長として、地域医療の体制づくりを担ってきた原田昌範氏を迎え、それぞれの視点から「いま何が起きているのか」をたどります。
モデレーターは中山俊。地域では何が支えになっているのか、難しさが表面化するときに何が問題になるのか。関係者それぞれの立場や考えも含めて共有しながら、離島医療の「現在地」を共に理解を深める時間にします。
原田 昌範(はらだ・まさのり)
山口県立総合医療センター へき地医療支援センター長
2000年 自治医科大学卒業後、山口県立総合医療センターでの初期研修を経て、岩国市立錦中央病院、周南市国民健康保険鹿野診療所で勤務する。その後、萩市大島診療所で離島医療に従事し、山口県のドクタープール制度の第一号として本格的にへき地医療への道に進む。2011年から現職で勤務を開始し、厚労省科研費(オンライン診療)の研究班長、山口県へき地医療専任担当官など、山口県のへき地医療の仕組み作りにも尽力している。2024年度へき地医療貢献者表彰を受賞。
佐野 圭吾(さの・けいご)
厚生労働省 医政局 地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室 室長。1982年奈良県生まれ。2009年兵庫医科大学を卒業後、血液内科医として10年程度臨床・研究に携わり、PMDAで薬事審査等を経験した後に、2021年に厚生労働省に入省。薬事行政、研究開発支援、公衆衛生等の分野で政策立案に携わってきた経験を持つ。現在は医政局地域医療計画課において、「地域医療体制の持続可能性を支える政策立案者」として、「医師確保を通じた地域医療体制の構築、維持」の実現に日々尽力している。
中山 俊(なかやま・しゅん)
アンター株式会社 代表取締役 整形外科医
鹿児島県奄美大島出身。鹿児島大学医学部を卒業後、東京医療センターで初期研修。2016年アンター株式会社を創業。2021年JMDCグループ参画。東京医科歯科大学 客員准教授。「医療をつなぎ、いのちをつなぐ」をミッションに医師同士がつながる場やサービスを運営。趣味は、温泉・サウナ。
Session2―シマと住民視点で問う離島医療
医療のゴールは人々の命と健康を守り、健やかな人生を支えること。Session2では、「ないものはない」「足るを知るがあたりまえ」の環境にある離島地域における、理想の医療を問うと共に、シマ(人と人が支え合うコミュニティ)という規模をベースに、人口減少社会にも対応する柔軟なインフラ活用のアイデアを語ります。
ゲストは答志島で生まれ育った濱口正久氏(鳥羽市議会議員)と、全国津々浦々に存在する郵便局を医療サービスの拠点にアップデートする日本郵便のシニアアドバイザー山門彰氏、軽井沢で診療所と大きな台所があるケアの文化拠点「ほっちのロッヂ」を営む藤岡聡子氏。約420島の有人離島をみつめる離島経済新聞社の鯨本あつこがモデレーターを務めます。
藤岡 聡子(ふじおか・さとこ)
診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ 共同代表
徳島生まれ三重育ち。夜間定時制高校出身。「老人ホームに老人しかいないって変だ」を問い24歳で有料老人ホーム創業後、「長崎二丁目家庭科室」を経て「診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ」共同代表。「第10 回アジア太平洋地域・高齢者ケアイノベーションアワード2022」Social Engagement program部門日本初グランプリ受賞。共著に『社会的処方』『ケアとまちづくり、ときどきアート』。主な掲載先にAERA「現代の肖像」など。
濱口 正久(はまぐち・まさひさ)
鳥羽市議会議員。答志島生まれ、現在も在住中。H30年から離島留学を立ち上げ、島の外から子どもたちや家族を受け入れ教育の魅力化や子どもたちの未来のために頑張っています。R4から、みんなの居場所「ねやこや」を立ち上げ、子どもから高齢者だけでなく島外からの人も立ち寄れる場所の運営に関わっています。近年は大学生による地域課題解決に力を入れ、空き家を活用し、ワカメ作業やお盆行事を手伝う「助っ人青年団」を多く募っています。
山門 彰(やまかど・あきら)
日本郵便株式会社 地域共創事業部 シニアアドバイザー。山口県出身。三井住友銀行に入行後、法人個人取引を中心に活躍し、各部・店長歴任。日本郵政グループのゆうちょ銀行に着任を機に、地域に根差し、全国津々浦々にある郵便局の強みを活かした施策を展開。そのうちの一つとして、地域の医療機関と連携した「郵便局を活用したオンライン診療」を企画。現在は日本郵便株式会社で当該施策の推進を指揮。
鯨本 あつこ(いさもと・あつこ)
認定NPO法人離島経済新聞社 代表理事・統括編集長。1982年生まれ。大分県日田市出身。地方誌編集者、経済誌の広告ディレクター等を経て2010年に離島経済新聞社を設立。「島の宝を未来につなぐ」ことを目的に、国内400島余りの有人離島地域の情報発信および地域振興事業を行う。2児の母。美ら島沖縄大使。趣味は人とお酒と考えごと
Session3―離島医療の「これから」を拓く
離島医療のこれからを考えるとき、「人」と「支える仕組み」を切り分けずに捉える視点が大切です。
Session3では、五島で育ちNP(診療看護師)教育の最前線に立ちながら離島診療にも従事してきた本田和也氏、鳥羽市で医療MaaSの取り組みを担ってきた中村孝之氏、そして北海道は礼文島の礼文町診療所で医療を支える升田晃生氏をゲストに迎えます。
モデレーターは、神島で離島診療やオンライン診療等に取り組む小泉圭吾先生。それぞれが見てきた現場の風景を手がかりに、離島地域での臨床のあり方や、医療者の働き方・暮らしがこれからどう変わっていくのか、先の話としてではなく、いま起きている変化として捉え直します。
升田 晃生(ますだ・あきお)
礼文町国民健康保険船泊診療所所長/消化器外科専門医
北海道礼文島出身。父・鉄三前所長が30年以上島の医療を支える姿を見て、離島医療を担うことを志す。旭川医科大学医学部を卒業後、同大第1外科に入局。道内関連施設で外科専門医として研鑽を積む。2020年に故郷に戻り親子2代で礼文島の医療を支える。2022年に父からバトンを引き継ぎ3代目所長に就任。島民の期待に応えたいと日々邁進する。趣味はバレーボール。
本田 和也(ほんだ・かずや)
純真学園大学 大学院保健医療学研究科看護学専攻診療看護師(NP) コース
保健医療学部看護学科(成人看護領域)講師 日本NP学会 副理事長
長崎県福江島育ち。看護師として長崎医療センターで勤務した後、診療看護師(NP)の道を志す。大学院でNP養成課程を修了し、長崎県の離島病院で唯一のNPとして離島医療の最前線で勤務。現在は、離島などの地域医療を支えられる人材を増やすことを目指し、MHA(医療経営・管理学修士)を取得、2025年より現職。
中村 孝之(なかむら・たかゆき)
鳥羽市市民課保険年金係 係長
愛知県出身。民間企業を経て2003年鳥羽市役所に入庁し総務課に配属。その後、企画財政課や三重県庁派遣により伊勢志摩サミット三重県民会議の業務に従事。2019年から6年間健康福祉課にてへき地診療の担当係長。この間、鳥羽市立神島診療所の小泉圭吾医師とともに地域の高齢化や医師確保の難しさといった課題の中で、今後も持続可能な医療提供手段としてオンライン診療の導入に携わる。父親は同市答志島出身。
小泉 圭吾(こいずみ・けいご)
鳥羽市立神島診療所
2003年自治医科大学医学部卒業後、県内外の病院勤務を経て、2009年に鳥羽市立神島診療所に着任。その後、2 年間ほど島を離れ都内での総合診療、国内外のへき地医療に携わり、2015年に再度神島診療所に着任。神島診療所勤務は通算14年。
共催
鳥羽市
鳥羽市は、三重県南東部に位置し、北は伊勢湾と東は太平洋を分ける位置にあります。全域が伊勢志摩国立公園に指定され、豊かな海の幸や鳥羽水族館、ミキモト真珠島などの観光スポットがあることから、観光地としての側面も持ち合わせています。答志島、菅島、神島、坂手島の4つの有人離島には、約2,500人が生活。三島由紀夫『潮騒』の舞台となった神島や、寝屋子制度などの文化が息づく答志島など、人々の暮らしと自然が共存する、個性豊かな歴史と景観が魅力の島々です。
海士町
島根県隠岐諸島中ノ島にある 約2300人が暮らす小さな町。 人口の流出と財政破綻の危機の中、産業振興による雇用拡大や高校魅力化による教育改革を進めてきました。18年間で800人を超える移住者が集い、新しい挑戦をしたい若者が集う島となっています。
アンター株式会社
目の前の患者の命を救いたいと願う医師の想いに応えるため、地域・診療科を超えた医師同士の質問解決プラットフォーム「AntaaQA」医療現場等で蓄積された臨床知見をスライド形式でシェアする「AntaaSlide」などを運営。「医療をつなぎ、いのちをつなぐ」をミッションに掲げ、医師と医師をつなぐサービスを提供しています。
株式会社風と土と
2008年海士町にて3人の若者が創業。社名には、風の人(よそもの)と土の人(地元)で、ともに風土をつくっていくという想いを込めています。持続可能な地域の未来に貢献する「地域づくり事業」、都会の企業人向けに海士町で研修プログラムを提供する「人材育成事業」、”人と人、人と自然の温かい関係性ある社会”への知恵を生み出す「出版事業(出版社名:海士の風)」を行っています。
認定NPO法人離島経済新聞社
国内には400島余りの有人離島があり、それぞれに固有の文化・自然・暮らし・経済があります。 リトケイは有人離島にフォーカスし、島と島国の可能性を拓き、 島と島国の宝を未来につなぐことをミッションに活動する民間NPOです。有人離島専門WEBメディア『ritokei』、有人離島専門フリーペーパー『ritokei』の発刊、また地域振興事業を行っています。
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