つくろう、島の未来

2024年04月24日 水曜日

つくろう、島の未来

JALパック&離島経済新聞社がタイアップする離島ツアー「島酒と島文化を巡る修学ツアー」のお申し込み期限は6月28日迄。ここではリトケイがご案内する奄美大島(あまみおおしま|鹿児島県)や喜界島(きかいじま|鹿児島県)のこと、奄美の島酒や文化について解説します。

■固有の文化と自然が息づく「東洋のガラパゴス」
■知る人ぞ知る離島、奄美大島・喜界島

リトケイでの紹介も多い奄美大島は、
本土と橋で結ばれていない離島のなかで最も人口が多い島。
全国70〜80万人が離島エリアに暮らしていることを考えると
人口約64,000人(平成22年度国勢調査)の奄美大島には
離島人口の約1割近くが暮らしていることになります。

佐渡島に次ぐ大きな離島としても知られ、外周は460km以上。
600m級の山、海にそそぐ滝や川、断崖絶壁の岩壁、青い海など、
世界自然遺産の登録候補地になるほどの豊かな自然のなかに
アマミノクロウサギなどの稀少動物が暮らしています。

一方、奄美大島から飛行機で10分で到着する喜界島は、
サンゴ礁が隆起してできたサンゴの島で外周は約50km。
現在も年間2mmのスピードで隆起をつづけている喜界島では、
放牧されたヤギや、オオゴマダラという蝶々が舞うのどかな風景に出会えます。

奄美群島は長い歴史のなかで
沖縄と同じく「琉球」だった時代や
鹿児島「薩摩」の支配下にあった時代があり、
戦後8年間はアメリカ統治下にもおかれていたという、独特の背景をもつ島々。
沖縄でも鹿児島でもない、独自の文化や風習が息づいています。
離島のパッケージツアーも多い沖縄エリアと比べると、
交通手段やツアーの数も少ない奄美の島々ですが、
それだけに、知る人ぞ知る旅先として離島ファンを惹き付けています。

■甘い香りでも糖分ゼロの蒸留酒
■奄美群島だけでつくられる島酒「黒糖焼酎」を味わう

奄美でのサトウキビ栽培は約400年ほど前にさかのぼり
1600年代に薩摩藩の直轄地になってからは
薩摩に貢納するための焼酎がつくられていました。
明治以降、沖縄より泡盛の製法が入るものの戦後の米軍統治下では米が不足。
米のかわりに黒糖を溶かし入れるようになり、現在の黒糖焼酎が出来上がりました。

今から60年前、奄美群島の日本復帰時に
日本の酒税法の通例通達によって黒糖を使って焼酎をつくることが
奄美群島に限って認められたことから、
黒糖焼酎は奄美群島のみで製造される奄美の島酒となりました。

現在、奄美群島で黒糖焼酎をつくっているのは5島25蔵元。
代表18銘柄を含む約170銘柄は、島によって異なる水質や、
つくり手のこだわりによって多種多様につくりあげられています。

■島酒通に一歩近づける旅。
■「朝日」「れんと」「浜千鳥之詩」「まんこい」蔵に訪問

この「島酒と島文化を巡る修学ツアー」では、
鹿児島でも沖縄でもない独特の文化をもつ奄美大島と喜界島で
黒糖焼酎づくりの現場や島の名所を訪れながら、
各島に息づく奥深いストーリーを楽しんでいただけます。

初日の喜界島では人気銘柄「朝日」をつくる朝日酒造を訪問。
本土では味わうことのできない稀少な黒糖焼酎を味わい、
翌日は「浜千鳥乃詩」をつくる奄美大島酒造にて
全銘柄の味くらべを楽しんでいただきます。

3日目は奄美大島南部にある「れんと」で有名な奄美大島開運酒造や
「まんこい」「彌生」をつくる弥生酒造を訪問。
蔵の大きさ・製法・銘柄によって異なる個性を知ることで、
奄美の島酒通に一気に近づくことができます。

旅の途中で訪れる酒屋さんでは奄美黒糖焼酎全銘柄の中から、
お気に入りの1本を選んでお土産にすることもでき、運がよければ
「この酒は蔵にも残っていないんだよね」という
掘り出しものの黒糖焼酎に出会うこともできます。

■世界自然遺産登録候補の大自然から日本一?の繁華街まで
■古き良き営みとパワフルな島文化にふれる

世界自然遺産の登録候補地にもなる奄美大島は
猛毒を持つ「ハブ」がいる島としても知られていますが、
実は、お隣の喜界島はハブがいない島。ツアーのなかでは
島によって異なる自然の違いも楽しんでいただけます。

2日目に立ち寄る「原ハブ奄美」では名物店主による
「ハブと愛まショー」で奄美大島の暮らしと「ハブ」を楽しく知ることができます。

古きよき奄美の暮らしにふれることができる
「ばしゃ山村」では奄美の料理を味わいながら、
歌手・元ちとせさんに代表される裏声を多様した「奄美の島唄」も楽しみます。

3日目の夜は奄美大島の繁華街「屋仁川(やにがわ)」にある
ホットスポット「ASIVI(アシビ)」で大宴会を開催。
人口に対して日本一呑み屋が多いともいわれる島の繁華街で
パワフルな奄美の今にも浸っていただけます。

この旅は全行程を離島経済新聞社編集長の鯨本、リトケイスタッフ、現地の島人がご案内。
道中では奄美大島・喜界島の島酒と島文化はもちろん、
離島経済新聞社が取材のなかで出会った深い島の話もお楽しみいただけます。

リトケイと行く奄美大島&喜界島ツアーのお申し込み期限は6月28日。
お席に限りがありますので、ぜひお早めにお申し込みください。
お申し込みはこちら >> http://www.jal.co.jp/domtour/kyu/shimazake/

JALパック×リトケイ「島酒と島文化を巡る修学ツアー」奄美大島・喜界島編

東京発:109,800円 関西発:103,800円

◆出発日:2013年7月20日(土)
◆出発地:東京/大阪
◆食事:朝食3回、昼食3回※、夕食3回付き
※大阪発は昼食2回
◆利用ホテル:<喜界島>「喜界第一ホテル」
<奄美大島/奄美市内>「ホテルウエストコート奄美」
◆添乗員:ツアー添乗員は同行いたしませんが、離島経済新聞社スタッフが現地にて随行いたします。
◆最少催行人員:18名様 *1名様よりお申し込みいただけます。
◆募集定員:限定22名様
*実施可否は6月末頃、決定いたします。
実施決定の場合で余席のある際は7月10日(水)までご予約可能です。
*本ツアーは未成年の方はご参加いただけません。
お申し込みはこちら >> http://www.jal.co.jp/domtour/kyu/shimazake/

関連する記事

ritokei特集