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レポート

【島Report】ポジティブな島の魅力を発信したい!音楽とテクノロジーがテーマの対馬フェスレポート

2016年10月15日に、対馬・浅茅(あそう)シーサイドパーク(対馬市豊玉町)にて第1回「TSUSHIMA BORDER ISLAND FES 2016」が開催された。島内外から約400名が来場。対岸の韓国からも来場者が訪れ、ライブやトークに聞き入った。主催者の小宮さんと新庄さんにお話を伺った。(写真提供:TBIF実行委員会)

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同フェスを主催するのは、対馬出身で福岡在住の小宮大輔さんと、島内在住の新庄清孝さんのふたり。小宮さんはこれまでも好きなアーティストのライブイベントを開催し、メジャーデビューしたアーティストを送り出した経験から「対馬の人々にも知られざる魅力的なアーティストを紹介したい」と音楽フェスを構想。

「ポジティブな対馬の魅力を広めたい」「島内の若者や子どもの未来につながるテクノロジーやクリエイティブのコンテンツも取り入れたい」と考え、賛同した新庄さんとともに「つなぐ音、つなぐ未来 対馬でつながる日韓×ミュージック×テクノロジー」というテーマを掲げたフェスを企画した。

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シンガー・ソングライター bird

実行委員会は約20名で、島内の若者を中心に韓国人のメンバーも参加。小宮さんは「島では年配の方々が中心に物事が動いていくことも多いが、モチベーションの高い若者たちが積極的にフェスに向かって準備してゆく様子には感動した」と語る。

準備中は資金面やモチベーションの維持など、さまざまな困難はあったものの「苦労とは感じなかった」と小宮さん、新庄さんは声をそろえた。資金面ではクラウドファウンディング(少額出資)のサイトも活用し、123人の協力を得て目標額を達成した。

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韓国アコースティックデュオ 10CM(シプセンチ)

フェス当日はbird、ずんだれ、10CM(シプセンチ)など日韓10組のアーティストがライブを行い、資金調達プラットホームCAMPFIRE(キャンプファイヤー)などのウェブサービスを立ち上げたCAMPFIRE代表の家入一真氏や、小型人工衛星の開発を行う株式会社QPS研究所代表取締役の大西俊輔氏など6組の起業家らがトークセッションを繰り広げた。

来場者は会場内のマルシェで販売された対馬の郷土料理「いりやき」をアレンジした「いりやきそば」や韓国の「トッポギ」などのグルメを堪能しつつ、音楽やトークセッションを楽しんだ。「フェスならではのピースフルな空気が流れ、いつもと違う対馬の風景を目にすることができました。「また来たい」という声を聞き、うれしかったです」と小宮さん。

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対馬を中心に活動する音楽ユニット ずんだれ

今後は5年、10年先まで続け、島外から100人単位の動員を目指す。来場者やアーティストは韓国だけでなくアジア地域全体に参加を呼びかけ、日韓を超えたワールドワイドなイベントにしてゆきたい、と目標を掲げる。小宮さんは「昼間はライブとトーク、その後はキャンプをしながらオールナイトで映画祭もやってみたい」と新たな展開も計画中だ。

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「フェスを通し、本気で物事に取り組めば、対馬でもおもしろいことができるし、仕事もできる、と島内の若者に伝えたい。対外的には、対馬は日韓のハブになる場所で、パソコンさえあれば対馬の豊かな自然の中で都会同様に仕事ができる、という魅力をアピールしていきたい」と自身も島内で起業する新庄さんは語る。フェスを開催することがゴールではなく、新たな対馬のスタートだと小宮さんも新庄さんも考えている。すでに来年の開催に向け、準備は始まっている。


【関連サイト】
TSUSHIMA BORDER ISLAND FES 2016

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