閉じる ×

「島のことはリトケイで」
離島地域専門WEBメディア

離島経済新聞

 

【島News】粟島の直売所や佐渡島の事業者12社が出展。「うまさぎっしり 新潟食の商談会」

粟島(あわしま|新潟県粟島浦村)の村営直売所ほか、佐渡島(さどがしま|新潟県佐渡市)の事業者など、新潟県の離島地域から12社が9月8日(金)に東京の池袋サンシャインシティで催された「うまさぎっしり 新潟食の大商談会」(主催:にいがた産業創造機構)に出展。全国のバイヤーらに島々の特産品をアピールした。

地区別に区分けされた出展ブース

漁師のおかみさん特製干物「粟島直売所ばっけ屋」

9月8日、東京都豊島区の池袋サンシャインシティで新潟県の食の見本市「うまさぎっしり 新潟食の大商談会」(主催:にいがた産業創造機構)が開催され、離島地域から12社が出展した。

新潟県北部の日本海に位置する粟島から出展した「粟島直売所 ばっけ屋(※)」は、粟島浦村(あわしまうらむら)公設公営の直売所で、役場職員1名と地域おこし協力隊2名で商品開発や店舗運営を担う。

※ばっけ‥…「たくさん」を意味する島の方言

直売所で販売される加工品は、島内の加工所で漁師のおかみさんらが製造。粟島近海の豊かな漁場から水揚げされた魚を干物や粕漬けなどに仕上げ、直売所に卸している。

左:地域おこし協力隊の武田さんが接客を担当(右)/右:粟島の観光ガイドブックも配布

今回出品したのは、洋上で活け締めしたアマダイの「甘鯛一夜干し」や、島の中学生が考案した島内産の枝豆「一人娘」の「枝豆アイスミルク」など。「枝豆アイスミルク」は、これまで主に自家消費されていたおいしい枝豆を生産者から集めて製造。試食した来場者からは「豆の香りや粒感が残っていておいしい」などの感想が聞かれた。

地域おこし協力隊の武田知浩さんは、「直売所での販売のほか、都内の有名干物店にも商品を卸し、直売所の冬季休業期間は、多くの方に粟島を知っていただくために島外での催事に積極的に出展しています」と話した。

佐渡島で人と生き物を育む米「朱鷺と暮らす郷」

環境に優しい農法でつくられる「朱鷺と暮らす郷」認証米

株式会社コープ佐渡 米穀センター(佐渡市)は、佐渡市が認証する「朱鷺と暮らす郷」2kgと、米粉を出品。2号入りの米をサンプルとして配布した。

国の天然記念物の鳥・トキが絶滅した原因は、餌になるドジョウや昆虫などが少なくなったことが大きな要因だと言われる。

佐渡島では、2007年に佐渡市がトキのエサ場確保と生物多様性を育む米づくりの促進を目的に「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を制度化。農薬や化学肥料を通常の半分以下に抑え、冬場も田に水を張るなど生物が住む環境を保つ農法で生産し、年2回田に棲息する生き物の調査がなされた米を「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」として認証している。

株式会社コープ佐渡の諸岡猛さんは「現状は島内需要が主体ですが、年に20回ほど島外の催事にも出店して販売とPRを行っています」と話した。

繊維豊富な佐渡のソウルフード「いごねり」

左:地域おこし協力隊の武田さんが接客を担当(右)/右:粟島の観光ガイドブックも配布

いごねりの早助屋(佐渡島)は、島の沿岸に自生する海藻「いご草」を加工した郷土食品の「いごねり」製品を出品。海に潜っての原料採取や、人の手で丁寧に撹拌しながら煮溶かし、固める製造工程などを上映しながら、食感の異なる「巻きいごねり」や酢味噌付きの「角いごねり」、黒蜜きな粉付きのセットをPRした。

チーム佐渡島(佐渡島活性化推進協議会)副会長として島内産品流通の仕組みづくりやのPRに取り組む山内三信さんは、「元々佐渡島では『いごねり』をお茶うけとして食べる文化があり、抹茶などにもよく合います。水溶性食物繊維が豊富なのでダイエット食にもおすすめです」と試食を勧めていた。

佐渡の懐かしい味、新商品「サザエカレー」

初出展のレストラン如月 ―KISARAGI―(佐渡市)は、冷凍の「サザエカレー」やサザエの加工品「おつまみサザエのしっぽ」などの缶詰を島の新たな特産品として売り出した。

左:「サザエカレー」商品サンプル/右:如月 ―KISARAGI―の坂口さん夫妻

開発者の坂口公夫さんは「かつて佐渡島の漁師の家庭などでは、肉の代わりにサザエを入れたカレーがよくつくられていました。サザエの食感を楽しんでいただけるよう、野菜などの具は細かく刻み、タマネギをたくさん入れて甘みを出すなど、何度も試作を重ねた」と語る。製造工場を整備し、年内にも本格発売予定だという。

バラエティ豊富な商品が多数お目見え

左:「ル・レクチェと白ワインのコンポート」(平山農園)/右:野草茶をつくるBrilianの片岡さん親子

会場では、離島地域から初出展の事業者や、新商品の提案も多数みられた。佐渡島からは、自家栽培の「ブルーベリーとブラックベリーのソース」などを出品したBerries、洋梨を加工した「ル・レクチェと白ワインのコンポート」などを出品した平山農園のほか、島の野草をブレンドしたノンカフェインのお茶「さどのめぐみっ茶」など4種を出品したBrillian(ブリリアン)、「神楽なんばん味噌」のともこの神楽など、6社(すべて佐渡市)が初出展。

左:佐渡島の海洋深層水/右:棚田で育てた米、海洋深層水、塩の「朝ごはんセット」

新潟県佐渡海洋深層水株式会社(佐渡市)は、マグネシウムの豊富な中硬水の海洋深層水を出品。佐渡島内で水産業や農業にも活用されているという。

棚田の再生に取り組む佐渡太平農園(アグリサイクルの会佐渡)(佐渡市)は、パッケージに佐渡島の方言をあしらい、海洋深層水と佐渡島産の有機栽培コシヒカリ2合、釜で炊いた自然塩のセットを新商品「佐渡たかちの朝ごはんセット」として提案。企画した南 純代さんは、「観光のお土産にもおすすめ。おいしい朝ごはんを食べながら島を思い出してほしい」と思いを語った。

  • 7周年image.001
  • NPO_ban
  • 160824amaminoamami_bnr2
  • 170801_rito_camp_bnr_3
  • ランキング
  • 最新記事

新着記事

注目の話題>>

島を知る>>

島々の行事やイベント>>

島緑人に訊く>>

寄稿コラム>>

島々からの募集情報>>

季刊リトケイ