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【島News】石垣島に日本最大級のEV観光船が誕生、陸上電源基地も整備

石垣島に日本最大級の電気推進式観光船が誕生した。港に設置した陸上電源基地と組み合わせて、観光や非常時の予備電源として活用を目指す試みだ。

■石垣島に日本最大級のEV観光船。2015年7月就航予定

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石垣島で、電気推進式遊覧船と港に設置した陸上電源基地を組み合わせて、観光や災害などの非常時に地域の予備電源として活用を目指すプロジェクトが進行中だ。この取り組みは株式会社VIBE(東京都)と株式会社国健(沖縄県)、新糸満造船株式会社(沖縄県)の3社による共同プロジェクトで、沖縄県の一括交付金事業「亜熱帯・島しょ型エネルギー基盤技術研究事業補助金」を活用し、「離島での陸上電源基地・EV船を活用した自立型地域エネルギー基盤の研究開発」として2014年から研究を進めてきた。

3社による研究の成果として建造した電気推進(EV)船「vibes one」は全長19.99メートル、形幅6メートル、総トン数19トン、定員34名の双胴船で、電気推進式遊覧船としては日本最大級。グラスボートとして船底から珊瑚礁を楽しむこともできる。モーター式のため静かで航行時の振動が少ないのが特長で、化石燃料によるディーゼル臭もなく、快適性が高い。2015年1月に石垣港に入港し、性能試験を行っており、2015年7月より就航予定。

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研究のもう一つの成果として、石垣市の協力のもと、2015年3月に石垣島における観光の拠点である離島ターミナルビルに陸上電源基地が設置され、蓄電施設が整備された。ターミナルビル屋上に設置された太陽光パネルで発電した電力を蓄電し、EV船への充電を行うほか、将来的には災害などの非常時における地域の予備電源としても活用を目指す。

「vibes one」はチャーター船として就航予定で、2015年6月1日に石垣島に新法人「石垣マリンプロジェクト株式会社」を設立し、EV船の管理運営や、地元の事業者らと連携しクルーズや船上ブライダルなど、EV船を活用した様々なサービスの開発を行っていく。補助事業を担当した沖縄県庁企画部科学技術振興課知的産業集積支援班の輿儀(よぎ)春樹さんは「県補助事業を活用した研究の事業化が進んでいることを喜ばしく思います。沖縄をはじめとする島しょ地域にとって、船舶等のクリーンエネルギー利用はこれから実現すべき課題。先進モデル地域を目指す沖縄の技術研究開発の拠点として、今後も取り組みに期待しています」と語る。

「今後も各地域の事業者と連携し、陸上電源基地とEV船を組み合わせて地域の活性化につながる事業展開を図ります」(株式会社VIBE担当者)。人と環境に優しいEV船と電源基地の普及が、離島の活性化や島民の暮らしを守る一助となるよう期待したい。

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