つくろう、島の未来

2019年04月21日 日曜日

離島や僻地で地域に密着したボランティア活動を企画する村おこしNPO法人ECOFF(エコフ)が、黒島で畜産ボランティアを開催。9泊10日で黒毛和牛の飼育、島の住民との交流を体験できる。

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地域貢献や地域活性に関わるきっかけをつくる

黒島(鹿児島県三島村)での畜産ボランティア体験ツアーは、村おこしNPO法人ECOFFが「村おこしボランティア【薩摩黒島コース】」として企画。黒島で放牧され育つ牛は、子牛が300日(約300kg)に成長してから各地に出荷され、一部はブランド牛に育てられる。

参加者は、種付、授乳、牛の手入れといった飼育をはじめ、台風被害時の片付けや、牛舎の修繕など、小さな島で営まれる畜産業の全般的な作業を体験。そのほか、地域の行事や青年会に参加し、島の人々との親睦を図る機会も用意されるという。

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村おこしNPO法人ECOFFは、村おこしボランティア「薩摩黒島コース」のほか、島らっきょうの植付けが体験できる「宝島(鹿児島県十島村)コース」、田おこしや畦塗りなどを体験できる「佐渡島(新潟県佐渡市)コース」、大自然で自給生活を体験できる「諏訪之瀬島(鹿児島県十島村)コース」なども実施している。

同法人代表の宮坂大智さんは、「今後は竹島(鹿児島県三島村)、硫黄島(鹿児島県三島村)でもコースを作る予定」と話す。

宮坂さんは大学時代にトカラ列島を訪問した際、島で出会った人に「ODA(政府開発援助)では国外の支援ばかりで、国内の支援が少ない」という話を聞き、その言葉をきっかけに、現在の活動を志した。

特定の地域で活動しようと考えた宮坂さんは、全国各地の離島や僻地を訪問。「訪れた地域全部に恩返しがしたい」と感じて、ボランティア体験ツアーを企画し、2011年から村おこしNPO法人ECOFFとして活動をスタートした。

宮坂さんは「地域貢献や地域活性は難しいものじゃない。まず、その地域にいくこと。そうすれば、誰でも参加できる」と話す。黒島ツアーをはじめとする各島へのツアーは、島を支える新たな人材が、島に出会うきっかけとなる。

次回はゴールデンウィークに開催。現在参加者募集中。


【関連リンク】
村おこしNPO法人ECOFF
村おこしボランティア「薩摩黒島コース」

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