つくろう、島の未来

2018年11月19日 月曜日

東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターと大島(伊豆諸島|大島町)の都立大島海洋国際高校が2015年12月11日、海洋教育(※)に関する連携協定を締結。全国14カ所目の海洋教育促進拠点となった。離島地域では初となる。

※海洋教育……小中高校において「海に親しみ、海を知り、海を守り、海を利用する」学習を推進する教育。海洋と人間の関係性への理解を深め、海洋環境の保全、平和的かつ持続的な海洋開発と利用を可能とする知識、技能、思考力、判断力、表現力を有する人材育成を目指す。

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連携協定を結び握手する千葉勝吾・大島海洋国際高校校長(左)と日置光久・東京大学特任教授(右)

高校と大学が共同して新しい海洋教育を築くことに期待

海洋教育促進拠点とは「海洋教育の普及推進」「海洋教育のカリキュラムの開発と実践研究」を目的に、東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターと、連携先の学校や教育委員会、社会教育施設などが取り組む共同事業。

同センターの特任准教授・丹羽淑博さんは「小中高で海を学ぶ機会は限られており、普段の暮らしで海を意識することは少ない。東日本大震災から4年を経た今、海と人のつながりをより深く考える機会をつくりたい」と話す。

伊豆大島の大島海洋国際高では、自校の保有する実習船を使った航海学習が1年次から実施されている。そのため、丹羽さんは「乗船し海に出ることが教育的にどのような意味を持つのかに関心がある。高校が持つ水産海洋教育の実践経験の蓄積と大学が持つ海洋学・教育学の専門知識を融合することで、時代を先取りした新しい海洋教育を築くことができるかもしれない」と希望を抱く。

同センターは今後、大島海洋国際高とカリキュラムづくりを進めるほか、主催するシンポジウムを通じて、同校の海洋教育を全国に発信していく。

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