つくろう、島の未来

2018年12月15日 土曜日

この夏、瀬戸内海の男木島(おぎしま|香川県)を舞台に、世界中で30パーセントのシェアを持つ最大手CMS(※)「WordPress(ワードプレス)」のイベント「WordCamp(ワードキャンプ)男木島」が250人規模で開催される。島内の開発者やデザイナー、国内外から集まるゲストスピーカーによる講演やワークショップを通し、仕事、生活、人生を切り開くためのインターネット活用について語り合う。

※CMS……コンテンツ・マネジメント・システムの略。ウェブサイトの管理更新システム

インターネットの活用を島で語らうイベント

香川県の県庁所在地、高松市沖に位置する男木島は、面積1.34キロ平方メートルに165(※)人が暮らしている。瀬戸内の島々を舞台に2010年から3年に1度催される瀬戸内国際芸術祭の開催地の一つでもあり、芸術祭の期間中は多くの観光客が訪れる。

※2018年6月1日時点住基人口

近年、男木島に移住する人が増えており、2014年に休校していた男木小中学校が再開されてからは、子育て世代など若い移住者が増加。現在、住民の約4分の1を占めている。

イベントは男木島の活性化を願う移住者など住民に加え、瀬戸内海の近隣の地域に暮らす人が中心に集まり、企画。実行委員会を組織し、開催準備や当日の運営にあたる。

「WordPress(ワードプレス)」は2003年にアメリカで開発されたシステムで、世界中で6,000万人以上、7,500万以上のウェブサイトで利用され、インターネット上のウェブサイトで30パーセントのシェアを持つ。同システムのユーザーが集まる会議「WordCamp(ワードキャンプ)」は、これまでに65カ国で853回開催され、日本では東京や関西などの都市圏を中心に21回開催されているが、国内の離島地域では初開催となる。

イベントは島内の男木小中学校の体育館を会場とし、島の住民の2倍近い250名の来場を見込む。「一人一人の力」をテーマに、島内の開発者やデザイナー、国内外から集まるゲストスピーカーによる講演やワークショップを開催し、仕事、生活、人生を切り開くためのインターネット活用について語り合う。夜には、男木島灯台のふもとにあるキャンプ場で、BBQ懇親会やテント泊を通じて参加者同士の交流の促進をはかる。

「WordCamp男木島実行委員会」の実行委員長・西川伸一さんは、「これまで都市圏で開催されてきたWordCampが、移住した男木島でも開催できれば面白いなという気持ちで企画しました。チケットは半日経たないうちに完売となり、島開催への期待を感じています。今回のコンセプトは「一人ひとりの力」ですが、インターネットが場所に縛られず、人々の仕事、生活、人生を切り開いていく機会となるとうれしいです」と語る。


【関連サイト】 WordCamp男木島

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