つくろう、島の未来

2018年12月18日 火曜日

奄美大島(あまみおおしま|鹿児島県)で地域情報サイトを営む「しーま」が12月3日、東京都・台東区で移住希望者へ向けた求人イベント「島でジョブセンバ!in東京」を開催した。当日は求職者や移住に興味がある約70名が来場。奄美大島の企業10社がプレゼンテーションを実施し、来場者と交流した。

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20〜40代を中心に約70名が来場

12月3日に開催された求人イベント「島でジョブセンバ」は東京では初開催。奄美大島のIT企業や酒造会社、ホテルやレストラン、美容室など様々な業種の10社が出展し、上野駅から徒歩2分のイベント会場に20〜40代を中心とした約70名が来場した。

「しーま」は2015年より島内初の求人情報サービス「ジョブセンバ」をスタート。無料情報誌やインターネットでの求人情報提供を行ってきたが、近年は若年層の島外流出などを背景に、島内の人材不足が深刻な課題となっていたという。

同社ではこれまでも情報誌を首都圏や関西で配布するなど島外へも働きかけを行ってきたが、人を募集している企業と島で働きたい人が直接出会える場を提供しようと、東京でのイベント開催に至った。

左:企業によるプレゼンンテーション/右:来場者と企業のグループディスカッション

担当者は「現在Uターンや移住を考えている人や、興味があるという方など、一人でも多くの参加を集めるため、一般的な企業説明会とは違った堅苦しくないイベントを演出しました」と話す。

来場者にはウェルカムドリンクとして、奄美大島の伝統的な発酵飲料「ミキ」が配られ、奄美市の移住定住誘致担当者が「奄美に住む」をテーマに島暮らしのメリットとデメリットについて実感を交えて紹介。来場者へ奄美大島への移住を呼びかけた。

企業のプレゼンテーションタイムでは、奄美黒糖焼酎の酒造会社が「研究室で新たな酵母の開発に携わる方を募集する。営業職は熱いハートを持った方に来てほしい」と呼びかけるなど、各社が業務内容や求める人物像をアピールした。

島料理と黒糖焼酎で交流会

左:奄美黒糖焼酎の振舞い酒/右:郷土料理の鶏飯(けいはん)

イベント後半には業種別のグループに分かれて企業と求職者が直接対話するディスカッションタイムも設けられ、奄美大島の郷土料理や黒糖焼酎が振舞われた。島唄の披露もあり、和気あいあいとした雰囲気の中で企業と求職者らが交流した。

東京でシマ唄を学ぶ折原誠司さんと東京在住の出身者・磯昭一郎さんによるシマ唄の披露

イベントがきっかけで東京に支店を持つ酒造会社の面接が決まった40代男性は、観光で奄美大島に何度も通ううちに島が気に入り、移住に興味が湧いたという。「東京支店で働きながら、将来の移住も視野に入れて考えていけたらと思っている」と話した。

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