つくろう、島の未来

2018年12月18日 火曜日

琵琶湖上の島・沖島(おきしま|滋賀県近江八幡市)で、2015年より有志によるお年寄りへの聞き取り活動が続いている。

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聞き取り活動は月に1回、語り部となる島のお年寄りから、自身の生い立ちやこれまでの沖島での暮らし、これからの島をどのようにしていきたいかといった、未来に向けた展望などについて島の女性有志がヒアリングしている。語り部には、沖島最高齢となる95歳の女性も登場し、琵琶湖と共に生きてきた島の人々の貴重な物語が集積されつつある。

この活動に関わる富田雅美さんは沖島在住。デイサービスの職員として島のお年寄りと接する中で、お年寄りの生い立ちやかつての島の姿、琵琶湖との深い関わりを耳にしたことをきっかけに、「お年寄りから貴重な話が聞けるうちに、850年以上の歴史を持つ沖島の物語を聞き取りし、後世に残したいと考えるようになった」と語る。

「島で生まれ育った西福寺の住職、茶谷文雄さんに『琵琶湖は友だち』『琵琶湖なくして人生は語れない』と聞き、島と琵琶湖とのつながりの深さを改めて痛感しました」という富田さんは、今後、島の漁師から琵琶湖での仕事や、漁の思い出などについても聞き取りを行う予定だ。

島の人々から聞き取りした物語は2017年春を目指し、書籍化されるという。「沖島の方々だけでなく、より多くの人たちに読んでもらい、沖島の生活について知ってほしい」と富田さんは願っている。

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