つくろう、島の未来

2019年04月20日 土曜日

2015年8月、直島で地域医療の勉強会が開催された。医大生が中心となり、医師や住民らとの意見交換や実地訓練を行った。運営団体に話を聞いた。

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地域医療では「住民とのコミュニケーション」が重要

2015年8月21日、22日の2日間、直島(香川県香川郡直島町)で医大生らが中心となり、地域医療の現状を知る勉強会「地域医療スピリットin直島」が開催された。医師がファシリテーターを務めるワークショップや直島のフィールドワーク、災害時訓練などを通じて、香川大学 医学部や栃木県の自治医科大学の学生約15名が直島の地域医療を学んだ。

ワークショップでは、直島の住民も参加して、過去の事例を議題に患者側と医師側双方の意見を交換。トリアージ訓練(災害時に多数の患者が出た場合、手当の優先順をつける訓練)も行った。

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直島は、消防本部(常備消防)がないため、119番の電話では直島の役場総務課に連絡が入り、救急の場合に診療所に連絡がくる。同勉強会の運営を行った直島町立ふれあい診療所の村上浩司さんは「離島にとって常備消防の有無の差は大きい」と話す。「救急の患者を連れて直接、診療所に来る方もいて、患者一人ひとりとコミュニケーションを取れる人が増えるよう、直島の医療に従事してくれるようになるとありがたい」(村上さん)。

自治医大の学生は卒業後、9年かけて各地のへき地医療に従事する。参加した医大生らは「現場の話が聞けてよかった」「地域医療の良い面、難しい面がどちらも理解できた」と、将来に向けて具体的なイメージを抱いた。

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