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【島Topcs】奄美群島のウミガメ産卵状況、日本全体の産卵数の約1割に

奄美海洋生物研究会(興克樹会長)はこのほど、奄美群島5島における2013年度のウミガメ上陸・産卵状況を報告した。奄美群島全域のデータがまとまったのは今回が初めてで、日本全体のウミガメの産卵数の約1割にあたることがわかった。

奄美大島に上陸し、産卵するアオウミガメ(奄美海洋生物研究会提供)

奄美海洋生物研究会(興克樹会長)はこのほど、奄美群島5島における2013年度のウミガメ上陸・産卵状況を報告した。奄美群島全域のデータがまとまったのは今回が初めてで、2013年の上陸回数は3,047回、産卵回数は1,932回と、日本全体の産卵数(約2万回)の約1割にあたることがわかった。興会長は「奄美は国内でも有数の産卵地。産卵浜を保全するとともに、観光や環境教育などへの活用も考えていければ」と話した。

奄美群島で産卵を行うのは主にアカウミガメとアオウミガメ。いずれも国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。産卵時期は5~8月で、各市町村のウミガメ保護監視員やボランティアなどが調査を行っている。

島別の産卵回数では、多い順で奄美大島1029回、沖永良部島402回、与論島295回、徳之島205回、喜界島1回。種別では、アカウミガメが約6割、アオウミガメが約3割を占め、島や地域で上陸する種組成の傾向が異なるという。アオウミガメの産卵数は、小笠原諸島に次いで多い。

国内では、同じ鹿児島県の屋久島や種子島の産卵数が飛びぬけて多く、観光ツアーや観察会などの観光資源として利用がすすんでいる。これまで奄美ではこうした活用はあまりされてこなかったが、今後は新たな観光資源として活用していくことも予想されるなか、興会長は、観察のマナーやモラル向上の課題を強調する。「浜で騒がないことや、赤色ライトの使用、撮影を控えることなど、基本的なマナーを各地域で考えていければ」と、地域住民の主体的な意識の高まりに期待を寄せた。

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