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寄稿コラム

【島Column】百島百祭 #74 香川・女木島 住吉神社大祭 1

島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム「百島百祭」。今回は、高松港の北約4kmに浮かぶ女木島(めぎじま|香川県高松市)の住吉神社大祭 前編。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

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香川・女木島 住吉神社大祭1

高松港の北約4kmに浮かぶ島・女木島。源平合戦で那須与一が射た扇の壊れた残りが流れ着いた、ということから「めぎ(めげた=こわれたの意)」という島名が付いたと言われる。巨大な洞窟があることから、別名「鬼ヶ島」とも呼ばれる歴史のロマンを感じる島だ。そんな女木島で、隣の男木島と隔年交換で行われている住吉神社大祭が行われると聞いて、2015年8月、高松港からフェリーで島に渡った。

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この女木島住吉神社大祭の主役は太鼓台。担ぎ手は女人禁制で、「太鼓乗り」と呼ばれる島に血縁のある15歳の少年がこの太鼓台に乗り、太鼓を鳴らし続ける。太鼓台を見下ろしながら見物することは、島人はもちろん、観光客も許されないという厳格なもので、島に根付く風俗を色濃く反映した島の神様に捧げる神聖な祭事だ。

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無事に島に入り、一目散に住吉神社へと向かうと、太鼓台に清めの塩が撒かれ、祭装束に身を包んだ男たちに担がれ、神社を出発しようとしていた。4人の少年が乗る太鼓台を担いだり、激しく練ったりするのだが、乗っているだけでも大変そうなその間も太鼓乗りは太鼓を打ち続ることをやめず、その勇ましい姿に、序盤からいきなりこの祭の激しさを思らされた。

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太鼓台の担ぎ手たちの足袋には、滑り止め用の藁がまかれ、これから一日を通して行われる祭の激しさを想像できた。神社内での練り合いが終わると、太鼓台を先頭に、金色に輝く御神輿が続き、島内巡行へと向かった。

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香川・女木島 住吉神社大祭2へとつづく

◆祭情報◆
日程 女木島・男木島隔年交換の8月第1土・日曜日(2016年は男木島開催)
場所 女木島・男木島(香川県高松市)

離島経済新聞 目次

【連載】百島百祭

野宿で日本各地の島を旅していた10年前、偶然出会った島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

黒岩正和(くろいわ・まさかず)
写真家。21歳より、日本の島の風俗・祭事を撮影(2013年現在300島以上を撮影)。主な撮影テーマは、日本の島・山岳少数民族の風俗・メコン河流域の風俗・ 棚田などの稲作文化・戦国史跡など。
http://kuroiwamasakazu.com/

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