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寄稿コラム

【島Column】百島百祭 #64 沖縄・黒島の旧正月1

島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム「百島百祭」。今回は、人口に対して牛の数が10倍以上という、のどかな牧場風景が広がる放牧の島、黒島(沖縄県竹富町)の旧正月前編。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

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沖縄・黒島の旧正月1

旧正月を祝う風習が残る沖縄の島々。毎年、旧正月に合わせて訪れるのが恒例となってきているが、2015年は八重山諸島の黒島へと向かった。石垣島の南南西17kmに位置する黒島は、ハートの形をした低平な島で、畜産の島、牛の島として有名な島だ。そんな黒島の旧正月を見ようと、石垣島の離島桟橋から高速艇で島へ渡った。

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島に入るとまず、港近くでレンタルサイクルを借り、旧正月の行事が行われる東筋集落へと向かった。途中の家々の軒先には、しめ縄が飾られ、正月の雰囲気が島内に漂っている。そんな正月気分いっぱいの島内を自転車で走り、東筋集落へと到着すると、黒島伝統芸能館前には、正月ユンタの歌詞が大きく貼り出されていた。漢字にはふりがなを振ってあるが、少し独特な読み方をしているものもあり、沖縄の島々に息づく独自の文化を感じた。

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その横で、化粧を施したり台座を用意したりと、ゆったりとした時間の中、準備が進められている。まだ行事のスタートまで時間があったので、こちらもゆっくり集落内を散策した。どこを歩いても、この日の天候のように、陽気な空気に包まれるようで心地よく、島の人々の気性がそうさせるのだろうと感じた。

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14時過ぎになると、地域住民に旧正月行事の開催を告げる銅鑼の音が、支会役員の手によって鳴り響く。法被姿の島の住民たちによる、正月ユンタの曲に合わせた南北の掛け合いが始まると、いよいよ黒島の旧正月行事のスタートだ。

「沖縄・黒島の旧正月2」へと続く

◆祭情報◆
日程 旧暦1/1(※2016年は、2/8)
場所 黒島(沖縄県竹富町)

離島経済新聞 目次

【連載】百島百祭

野宿で日本各地の島を旅していた10年前、偶然出会った島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

黒岩正和(くろいわ・まさかず)
写真家。21歳より、日本の島の風俗・祭事を撮影(2013年現在300島以上を撮影)。主な撮影テーマは、日本の島・山岳少数民族の風俗・メコン河流域の風俗・ 棚田などの稲作文化・戦国史跡など。
http://kuroiwamasakazu.com/

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