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寄稿コラム

【島Column】百島百祭 #54 広島・大崎上島 古社八幡神社秋季大祭1

島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム「百島百祭」。今回は、古来より瀬戸内交通の要所となった大崎上島 古社八幡神社秋季大祭 前編。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

広島・大崎上島 古社八幡神社秋季大祭 1

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瀬戸内海の島々が秋祭り一色に染まる季節、芸予諸島のひとつ大崎上島へと向かった。古来より瀬戸内交通の要所となったこの島では、各地区に氏神様が祀られ、五穀豊穣を祈って秋祭りが行われる。今回は、東野地区の古社八幡神社秋季大祭を撮影するため、竹原港から大崎上島へと渡った。

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古社八幡神社の歴史は古く、平安時代、貞観9年(西暦867年)の安芸国神明帳に「大崎東明神」との記載があり、長い間、島の氏神様として祀られてきたことが分かる。古来より島の人々の信仰を集めてきた由緒あるこの神社で、秋祭りは行われる。

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海岸近くの御旅所には、朝9時頃より、腰に瓢箪・唐辛子・草鞋を付け、揃いの化粧を施した奴たちが集まり始める。この古社八幡神社秋季大祭の最大の見どころは、独特な風貌の奴たちが「奴踊り」と「囃子唄」で祭礼の行列を先導していく姿なのだ。9時10分過ぎになると奴たちが古社八幡神社へと向かう。秋晴れの空の下、奴が唄う「囃子唄」が響き渡ると祭り気分も高まっていく。長い階段を上り、社殿前にて「奴踊り」を行なった後、社殿内では厳かな神事が執り行われる。

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古社八幡神社・社殿の天井には、色鮮やかな数種の絵馬が奉納されており、伝統的な建築と合い重なって、とても美しい。歴史を感じさせるその美しさに、僕も思わず絵馬に見とれてしまった。そんな中、神事は滞りなく進行し、御神霊が神輿へと遷され、島内の各地区へと向かう。

「広島・大崎上島 古社八幡神社秋季大祭 2」へと続く

◆祭情報◆
日程 毎年9月第3日曜日(2015年は9月20日)
場所 大崎上島(広島県大崎上島町)

離島経済新聞 目次

【連載】百島百祭

野宿で日本各地の島を旅していた10年前、偶然出会った島の祭に魅せられたカメラマンの島祭コラム。島々に息衝く、祭の魅力をお届けします。

黒岩正和(くろいわ・まさかず)
写真家。21歳より、日本の島の風俗・祭事を撮影(2013年現在300島以上を撮影)。主な撮影テーマは、日本の島・山岳少数民族の風俗・メコン河流域の風俗・ 棚田などの稲作文化・戦国史跡など。
http://kuroiwamasakazu.com/

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